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第二新卒のIT/Web転職にポートフォリオは必要?職種別に準備すべき成果物と見せ方

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第二新卒が未経験からIT/Web転職を目指す際、ポートフォリオは必要なのか。エンジニア・Webデザイナー・Webマーケター・IT営業ごとの成果物例、7日間の準備例、公開時の注意点を整理します。

NARU Point

ポートフォリオは作品数を競うものではありません。応募先の仕事に合わせて、何を考え、どう作り、次に何を改善するのかを説明できる形にしましょう。

この記事で分かること

  • ポートフォリオの必要性は職種と求人によって異なり、募集要項で提出条件を確認する
  • エンジニア・デザイナーは制作物と設計意図、マーケター・IT営業は課題の捉え方と提案資料を示す
  • 架空の成果は実績と偽らず、第三者の著作物や前職の機密情報は公開しない
  • 短期間で形にするなら、作品数より応募職種との関連性と改善プロセスを優先する
目次タップで開く
  1. 1.結論:ポートフォリオは職種ごとに必要性が違う
  2. 2.エンジニア・Webデザイナーは「完成物+考え方」を見せる
  3. 3.Webマーケター・Webディレクター・IT営業は何を見せる?
  4. 4.共通テンプレート:1作品を6項目で説明する
  5. 5.7日で最初のポートフォリオを形にする手順
  6. 6.公開前に確認すること:機密情報・著作権・架空実績
  7. 7.応募書類・面接ではどう使う?
  8. 8.まとめ:作品数を増やす前に、職種と説明内容を合わせよう
  9. 9.参考資料

結論:ポートフォリオは職種ごとに必要性が違う

第二新卒が未経験からIT/Web業界を目指すとき、「とりあえずポートフォリオを作るべき」と考える必要はありません。まず確認したいのは応募職種の仕事内容と、企業が提出を求めているものです。同じIT/Web業界でも、エンジニア、Webデザイナー、Webマーケター、IT営業では見せるべき能力が異なります。

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」でも、プログラマー、Webデザイナー、Webマーケティングは、それぞれ別の仕事内容として整理されています。職種理解の入口としては、NARUのIT/Web転職の全体像も参考にしてください。

この記事では、実務経験がなくても作れる資料の例と、その資料を応募先に合わせて整える方法を紹介します。「作った作品がある」だけで終わらず、面接で説明できる形まで準備しましょう。

エンジニア・Webデザイナーは「完成物+考え方」を見せる

エンジニアはWebアプリ・コード・READMEと改善記録、Webデザイナーは目的・ターゲット・ワイヤーフレーム・完成画面と改善点を示す

エンジニア:動くものと、設計・改善の記録

開発職向けには、小規模なWebアプリや自作ツールなど、自分で動作を説明できる成果物が候補になります。複雑なサービスでなくても、入力・保存・表示などの基本機能を持つ作品を一つ完成させ、その後に改善する方が説明しやすいことがあります。

たとえば、架空のタスク管理アプリを作るなら、次を揃えます。

  • どの利用者の、どの問題を解くアプリなのか
  • 自分で実装した機能と、使用した技術
  • 動作方法、テスト手順、画面のスクリーンショット
  • 開発中に発生した問題と、その解決方法
  • 未実装の機能や、次に直したい点

GitHubでコードを公開する場合は、READMEに概要や実行手順を整理します。外部ライブラリや他人のコードを使った箇所は、利用条件と自分の担当範囲を明確にしましょう。プログラミング未経験からの転職を検討している人は、学習の優先順位も併せて整理すると進めやすくなります。

Webデザイナー:「見た目」だけではなく目的とターゲット

Webデザイナー志望なら、架空の店舗サイト、サービス紹介ページ、LPの自主制作が候補になります。完成画面だけでなく、「誰に何を伝えるサイトか」「何を優先して配置したか」が伝わる資料にします。

たとえば架空のカフェのサイトなら、想定利用者、来店までの導線、写真や文字の優先順位をまとめ、ワイヤーフレームから完成画面への変化を示します。スマートフォン表示や文字の読みやすさを確認した記録も残しておくと、意図を説明しやすくなります。

厚生労働省のjob tag「Webデザイナー」では、依頼主との打ち合わせ、コンセプト設計、仮案の作成、動作確認や公開後の修正など、制作を通じた幅広い仕事が紹介されています。実務では他職種との連携もあるため、「作るまでの判断」を示すことが有用です。

Webマーケター・Webディレクター・IT営業は何を見せる?

Webマーケターは分析から仮説と施策案、Webディレクターは要件整理から進行表、IT営業は課題から提案・行動・成果の考え方を資料化する

Webマーケター:分析から改善提案までを一枚に

Webマーケター志望の場合、見せたいのは派手な制作物よりも「データや利用者の行動をどう読み、どんな改善を考えるか」です。自分のブログや許可されたサイトの公開情報を使い、ページの目的、想定読者、課題の仮説、改善案をまとめてみましょう。

アクセス解析データを持っていないなら、数値を作り物で埋めないこと。公開画面から分かることと、アクセス解析がなければ検証できないことを分けて記載します。架空の広告配信案を作る場合も、予算・成果は「仮定」と表示しましょう。具体的な職種理解は第二新卒のWebマーケター転職記事にまとめています。

Webディレクター:要件整理・サイトマップ・進行表

Webディレクターを目指すなら、架空案件の企画書を作る方法があります。たとえば小さな企業サイトのリニューアルを想定し、依頼者の目的、利用者像、必要ページ、画面構成、制作工程、確認担当を整理します。完成した画面がなくても、各工程のつながりを説明できる資料は作れます。

ただし、一般的なWebディレクター職は制作経験を前提にする場合があります。job tag「Webディレクター」でも、デザイナーやプログラマー等から実務経験を積んで進む経路が紹介されています。未経験歓迎の求人でも、最初の配属が進行管理補佐なのか、制作担当なのかを確認しましょう。

IT営業:顧客課題から提案に至る筋道

IT営業では、必ずしも制作系ポートフォリオが必要とは限りません。前職の顧客対応や提案経験を、守秘義務に抵触しない範囲で説明できる資料にまとめる方法があります。実務経験がない場合は、架空の商品と顧客を設定した提案書を作り、「課題をどう聞き取るか」「何を優先して提案するか」を示します。

実績を記載する場合は、実際に説明できる数字だけを使います。会社の許可なく顧客名や営業資料を掲載するのは避けましょう。職務経歴書の整理方法と合わせて考えると、資料の重複を減らせます。

共通テンプレート:1作品を6項目で説明する

職種を問わず、ポートフォリオには次の6項目を含めると、面接でも話を組み立てやすくなります。

  1. 目的:誰の、どんな問題を解くために作ったか
  2. 対象:想定利用者・顧客と、その根拠
  3. 自分の役割:個人制作か共同制作か、担当した範囲
  4. 制作・検討の過程:何を比較し、どのように決めたか
  5. 検証と限界:実際に確認できた結果と、未検証の仮説
  6. 改善案:次に何を直し、どの指標で確認するか

「未経験でもできること」と「実務でしか身につかないこと」は別です。自主制作の限界まで説明できれば、入社後に何を学ぶ必要があるかも具体的になります。

7日で最初のポートフォリオを形にする手順

7日間で求人確認、示すスキルの決定、最小構成の制作、説明文作成、第三者チェック、応募先向け調整を行うロードマップ

以下は、長期間の学習をすべて7日で終える計画ではありません。すでに学んだことを、応募時に見せられる一つの資料へ整理するための例です。未経験から技術を習得する期間は別途必要になります。

日程 行うこと 完了の目安
1日目 応募候補の求人票を確認する 必須スキルと提出物を把握
2日目 一つだけ示すスキルを決める 作品の目的と対象を一文にする
3〜4日目 最小構成を作る 動く試作品、ワイヤーフレーム、提案資料のいずれかを用意
5日目 制作意図と限界を書く 自分の役割・仮説・改善点を明記
6日目 第三者の目で見直す 誤字、見切れ、説明不足、機密情報を確認
7日目 応募先に合わせて調整する 求人の仕事内容との接点を冒頭に示す

初日からページを増やしすぎないことが重要です。まずは一つの資料を完成させ、必要に応じて次の作品を追加します。

公開前に確認すること:機密情報・著作権・架空実績

公開用の資料を作るときは、見栄えよりも情報の正確さを優先しましょう。特に次の点を確認してください。

  • 前職の顧客名、個人情報、未公開資料、社内画面を載せていないか
  • 第三者の画像・文章・コードの利用条件を守っているか
  • 自主制作、模写、共同制作、実務での成果を区別しているか
  • 架空の売上・集客数・広告成果を「実績」として表示していないか
  • 公開リンク先に連絡先や秘密情報が紛れ込んでいないか

架空案件を扱うときは冒頭に「自主制作・架空の事例」と書いておきます。制作過程を重視する企業でも、数字の根拠や担当範囲の誠実な説明は欠かせません。

応募書類・面接ではどう使う?

作品のURLだけを職務経歴書に貼るのではなく、「何を示すための資料か」を短く添えます。たとえば「Webマーケター職を想定し、公開情報から検索意図と改善案を整理した自主制作レポート」と書けば、採用担当者が資料の位置づけを把握できます。

面接では、作品全体を一から説明するよりも、求人票の仕事内容と接点が強い一部分を先に紹介します。制作中の失敗について聞かれたら、問題、原因、修正、残る課題の順に説明しましょう。面接全体の準備はIT/Web転職の面接質問と答え方も参考にしてください。

なお、応募先が指定した形式や提出期限がある場合は、独自の見せ方より指定を優先します。ポートフォリオを求めない求人に大量の資料を送る必要はありません。

まとめ:作品数を増やす前に、職種と説明内容を合わせよう

第二新卒のIT/Web転職では、必要な資料は応募先の役割によって異なります。エンジニアやWebデザイナーは制作物と設計意図、WebマーケターやWebディレクターは課題整理と改善・進行の考え方、IT営業は顧客理解と提案の組み立てが軸になります。

最初の一作品を通して、何ができて何が未経験なのかを明確にしましょう。その内容と募集要件が合っているか確認することが、応募準備の出発点です。

参考資料

よくある質問

第二新卒のIT転職でポートフォリオは必須ですか?

一律に必須ではありません。エンジニアやWebデザイナーでは提出を求められることがありますが、IT営業などでは職務経歴書や提案力の説明が中心になる求人もあります。応募先の募集要項を確認してください。

実務未経験でも載せられるものはありますか?

自主制作のWebアプリ、架空サービスのワイヤーフレーム、公開情報を使ったサイト改善提案、架空商材の営業提案書などが考えられます。自主制作と実務実績は明確に区別しましょう。

作品は何個作ればいいですか?

最適な数は求人や作品内容によります。数を増やす前に、応募職種に近い一つの成果物について目的、担当範囲、工夫、課題、改善案を説明できるようにすることが重要です。

前職で使った顧客資料や売上データは載せていいですか?

会社や顧客の機密情報、個人情報、第三者の著作物を無断で掲載しないでください。経験を説明する場合は公開許可を確認するか、個別情報を含まない一般化した説明・架空の例を使いましょう。

完成度が低いまま応募してもいいですか?

募集要件と提出期限を満たすことが前提です。自主制作物であれば、未実装の機能や現在の課題を正直に示し、今後の改善計画を説明できる状態にしておくとよいでしょう。

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