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体験談

昇進できない理由が「上司の主観」だったら?

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昇進できないのは自分の努力不足だと思っていました。でも、何を頑張れば評価されるのかが分からないまま努力し続けること自体が、構造的な問題でした。評価基準が「上司の主観」に依存していた僕の実体験と、その環境で何ができるかをまとめます。

この記事で分かること

  • 「昇進できない=努力不足」とは限らない理由
  • 評価基準が見えない職場で実際に起きたこと(実体験)
  • 評価に納得できないときにやるべき具体的なアクション
  • 自分を責め続ける必要がないケースの見分け方
目次タップで開く
  1. 1.「昇進できないのは自分の努力不足」だと思っていた
  2. 2.でも、何を頑張れば評価されるのかが分からなかった
  3. 3.評価基準が見えない職場で起きること
  4. 4.僕がやってみたこと、やれば良かったこと
  5. 5.自分を責め続ける必要はない、という話

「昇進できないのは自分の努力不足」だと思っていた

結論、昇進できない原因は自分の努力不足ではなく、評価基準が見えないことにある場合があります。

僕は新卒で大手飲食企業に入社しました。現場職として毎日働きながら、「もっと頑張ればいつか評価される」と信じていました。実際、与えられた業務には全力で取り組んでいたし、手を抜いている自覚はありませんでした。

でも、いくら頑張っても昇進の気配がない。そのとき真っ先に疑ったのは「自分の努力が足りないんだ」ということでした。

この「自分を疑う」こと自体は健全だと今でも思います。問題は、その先です。

でも、何を頑張れば評価されるのかが分からなかった

努力の量を増やそうとしました。でも、そこで気づいたんです。何をどれだけ頑張れば評価が上がるのか、そのルールが分からないということに。

僕がいた会社には、ある点数に達すると次の認定試験を受けられる仕組みがありました。僕はその点数をクリアしていました。あとは試験を受けるだけ。

ところが、上司である部長が「試験に自分が同行するのが面倒だ」という理由で、試験を4ヶ月間保留にしました。

能力の問題ではありませんでした。基準はクリアしていた。でも、上司の都合でキャリアが止まった。

このとき初めて、「この会社の評価は、仕組みではなく人の主観で動いている」ということがはっきり見えました。

評価基準が見えない職場で起きること

僕の経験を個人の不運で終わらせるつもりはありません。評価基準が見えない環境では、構造的にいくつかの問題が起きます。

1. 何を頑張ればいいか分からない

基準が不明確だと、努力の方向が定まりません。結果として、「とにかく目の前の仕事を必死にやる」しかなくなります。でもそれは、地図なしで走っているのと同じです。

2. フィードバックが機能しない

評価基準がなければ、上司からのフィードバックも「好みの範囲」になります。「もう少し頑張れ」と言われても、何をどう頑張るのかが具体的に分からない。

3. 努力が報われない経験が蓄積する

どれだけ働いても昇進しない。その経験が繰り返されると、最終的に「頑張っても無駄だ」という学習性無力感に近い状態に陥ります。

ちなみに、厚生労働省の「雇用動向調査」の離職理由分類を見ると、「評価プロセスそのものへの不満」は独立した項目として存在しません。「労働条件」「職場の人間関係」「仕事の内容」といった大分類に吸収されています。つまり、評価制度への不満は統計上見えにくいけれど、実際には多くの人が感じている問題だと僕は考えています。

(出典:厚生労働省「令和5年 雇用動向調査」離職理由別離職者の状況)

僕がやってみたこと、やれば良かったこと

正直に言います。僕は当時、以下のことをやらなかった後悔があります。

やれば良かったこと:

  • 評価基準を直接聞きに行く:「何をどこまでやれば次のステップに進めますか?」と明確に聞く。曖昧な回答が返ってきたとしても、「聞いた」という事実が残る
  • 自分の実績を記録に残す:日報や週報に成果を書いておく。評価面談のときに「これだけやりました」と言える材料を作る
  • 社内の他の人に相談する:部長だけが評価者ではない可能性を探る。人事部門や別の上司に現状を伝える

実際にやったこと:

  • 転職活動を始めた(保留にされてから3ヶ月後)
  • 転職エージェントに登録し、自分の市場価値を外部の目で確認した

振り返ると、「聞きに行く」「記録を残す」は転職するにしても残るにしても有効なアクションでした。これをやらなかったのは、当時の僕に「評価基準を疑っていい」という発想がなかったからです。

自分を責め続ける必要はない、という話

「努力が足りないのかもしれない」と自分を疑うことは、健全な姿勢です。僕もそう思っていたし、今でもまずは自分を疑うところから入ります。

でも、努力の向き先を示さない環境にいて、「向き先が分からないまま頑張り続けられない自分」を責める必要はありません。

評価基準が見えないのは、あなたの能力の問題ではなく、仕組みの問題です。

もし今の職場で「何を頑張ればいいか分からない」と感じているなら、まずは基準を確認してみてください。それでも答えが返ってこないなら、それは環境を見直すサインかもしれません。

同じように評価に納得がいかない状況や、「なんとなく辞めたい」という漠然とした違和感を抱えている方は、あわせて読んでみてください。

転職エージェントに相談することで、自分の市場価値を客観的に知ることもできます。僕が実際に使ったエージェントの比較記事も参考にしてみてください。

よくある質問

昇進できないのは自分のせいですか?

一概には言えません。努力不足の可能性もありますが、評価基準が不明確な場合は、そもそも何をすれば昇進できるのかが分からない構造的な問題です。まずは上司に評価基準を確認し、それでも明確な回答が得られなければ、環境側の問題である可能性を検討してください。

評価に納得できないとき、誰に相談すればいいですか?

まずは直属の上司に評価基準の確認を求めるのが基本です。それが難しい場合は、人事部門やさらに上の上司に相談する方法があります。社外の選択肢としては、転職エージェントに現状を話すことで、自分の市場価値を客観的に把握できます。

評価制度への不満は転職理由として弱いですか?

弱くありません。厚生労働省の雇用動向調査でも、労働条件や職場環境への不満は主要な離職理由の一つです。ただし面接では『不満』ではなく『より成長できる環境を求めて』という前向きな言い換えが必要です。

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