第二新卒の希望年収はいくら?2026年調査と年収350→400万円の実体験から考える

第二新卒の希望年収はいくらに設定すればいい?2026年の20代転職意識調査と、年収350万円から400万円へ転職した筆者の実体験をもとに、希望年収の決め方と面接での伝え方を整理します。
僕自身は飲食業界からIT/Web業界へ第二新卒で転職し、年収は350万円から400万円になりました。ただ、希望年収は『高く言えば得』でも『相場に合わせれば正解』でもありません。今の年収、応募職種、入社後の伸び方までセットで考えるのが大事でした。
この記事で分かること
- 2026年調査では第二新卒の希望年収「301万~400万円」が44.3%で最多
- 第二新卒で401万円以上を希望する割合は40.2%
- 筆者は飲食業界350万円からIT/Web業界400万円へ転職
- 希望年収は現在年収・応募職種・将来の昇給を分けて考える
第二新卒で転職活動を始めると、求人票や面接で「希望年収はいくらですか?」と聞かれる場面があります。
僕自身も、飲食業界からIT/Web業界へ第二新卒で転職しました。転職前の年収は約350万円、転職後は約400万円です。
結果だけ見ると約50万円上がりましたが、転職活動中は「いくらを希望年収として伝えるべきか」を単純に決められたわけではありません。
2026年の最新調査を見ると、第二新卒の希望年収は301万~400万円が最も多い一方で、401万円以上を希望する人も4割を超えています。
この記事では、調査データを「第二新卒ならこの金額が正解」と使うのではなく、自分の希望年収を決めるための材料として整理します。
2026年調査では「301万~400万円」が44.3%で最多
株式会社学情が2026年9月に公表した「20代転職意識調査」では、職歴3年未満の第二新卒の希望年収は次のようになっています。
| 希望年収 | 第二新卒の割合 |
|---|---|
| ~300万円 | 15.5% |
| 301万~400万円 | 44.3% |
| 401万~500万円 | 24.7% |
| 401万円以上の合計 | 40.2% |
最も多いのは「301万~400万円」の44.3%です。
一方、401万円以上を希望する回答を合計すると40.2%で、第二新卒でも年収400万円を超える水準を希望する人は珍しくありません。
ただし、この数字をそのまま「第二新卒の年収相場」と考えるのは危険です。
この調査は20代専門転職サイト「Re就活」のサイト来訪者を対象にしたWebアンケートで、有効回答数は186件です。さらに、ここで示されているのは実際に企業が提示した年収ではなく、求職者本人の希望額です。

「希望年収」と「実際の年収」は分けて考える
同じ調査では、第二新卒の現在年収について「301万~400万円」が33.0%で最多でした。
401万円以上の現在年収は合計12.4%なのに対して、401万円以上を希望する割合は40.2%です。
つまり、多くの第二新卒が「今より年収を上げたい」と考えていることが分かります。
これは別の調査とも方向性が一致します。
マイナビが2026年9月に公表した、直近1年間で転職活動を行った正社員1,500人への調査では、転職時に現実的に期待する年収上昇幅として「5%以上~10%未満」が33.2%で最多でした。また、68.6%が「年収が下がる転職は受け入れられない」と回答し、若年層ほど抵抗感が強い傾向が示されています。
ただし、こちらは20代~50代の正社員全体を対象にした調査であり、第二新卒だけの結果ではありません。
僕は年収350万円から400万円になった
僕の場合、新卒で入社した飲食業界の会社を約1年で退職し、第二新卒としてIT/Web業界へ転職しました。
年収は約350万円から約400万円になりました。金額では約50万円、率にすると約14%の上昇です。
ただ、僕は「第二新卒なら14%上げられる」と言いたいわけではありません。
僕の場合は、
- 飲食業界からIT/Web業界への異業種転職だった
- 職種も変わった
- 第二新卒としてポテンシャルを見てもらった
- 最終的にAIO対策企業の法人営業として入社した
という条件があります。
年収は業界、職種、勤務地、会社規模、経験、求人ごとの給与テーブルで変わります。
だから、自分の実例をそのまま相場にするのではなく、未経験転職でも年収が必ず下がるわけではなかった1ケースとして見てください。
僕がIT/Web業界への転職で実際にやったことは、第二新卒でIT未経験から3ヶ月で内定するまででもまとめています。
希望年収は「3本の線」で決めると整理しやすい
僕なら、希望年収を1つの数字だけで決めるより、次の3本に分けます。
1. 最低ライン
生活費や固定費を考えて、「これを下回ると転職自体が難しい」という金額です。
現在の年収だけでなく、通勤費、住宅手当、残業代、賞与などを含めて考えます。
2. 現実ライン
自分の経験・スキルと、応募している求人の給与レンジを見たときに、説明しやすい金額です。
未経験職種への転職なら、前職の年収だけでなく「応募先で何を評価してもらえるか」も重要になります。
3. 理想ライン
条件が合えば狙いたい金額です。
この金額を持つこと自体は問題ありませんが、「なぜその額を希望するのか」を説明できる状態にしておくと、単なる強気な希望になりにくくなります。

面接で希望年収を聞かれたらどう答える?
希望年収を聞かれたときは、数字だけを答えるより、現在年収と希望の理由をセットで伝える方が自然です。
たとえば、
現在の年収は350万円程度です。今回の転職では400万円前後を希望していますが、業務内容や評価制度も含めて総合的に判断したいと考えています。
という形です。
「絶対に400万円以上でなければ入社しません」という条件なら、それも企業側に伝える必要があります。
逆に、求人票の年収レンジが350万~450万円なのに、根拠なく600万円を希望すると条件が合わない可能性があります。
希望年収は交渉のための数字であると同時に、企業との条件のすり合わせでもあります。
内定後に確認したい項目は、第二新卒が内定承諾前に確認したいことで整理しています。
年収が希望より低くても「即NG」にしなくていい場合
マイナビの2026年調査では、希望年収に満たない場合でも転職を考える条件として「将来的な収入増加が見込める」が47.6%で最多でした。続いて「労働時間・働き方が改善する」が44.5%です。
第二新卒は、目先の年収だけでなく、その後の伸び方が大きい時期でもあります。
特に未経験でIT/Web業界を目指すなら、
- どんな業務を担当できるか
- 1~2年後にどんなスキルが身につくか
- 昇給・評価制度が明確か
- 残業時間や働き方が改善するか
- 次のキャリアにつながる経験が積めるか
まで見て判断した方がいいです。

第二新卒で年収を上げたいなら「希望額」より先にやること
希望年収を高く設定するだけでは、年収は上がりません。
先に整理したいのは、企業が自分にいくら払う理由があるかです。
未経験IT/Web転職なら、前職での実績を職種が変わっても使える形に言い換えることが重要です。
たとえば営業職なら、
- 売上やアポ数
- 顧客対応の件数
- 改善した業務
- 数字を追った経験
- チームでの役割
などです。
職務経歴書への落とし込み方は、第二新卒の職務経歴書の書き方でも解説しています。
まとめ:第二新卒の希望年収に「正解の1額」はない
2026年の調査では、第二新卒の希望年収は「301万~400万円」が44.3%で最多でした。401万円以上を希望する人も40.2%います。
ただし、これは「第二新卒なら400万円を希望すべき」という意味ではありません。
僕自身は年収350万円から400万円へ上がりましたが、業界も職種も変わった1ケースです。
希望年収を考えるときは、
- 下回れない最低ライン
- 経験・求人レンジに合う現実ライン
- 条件が合えば狙いたい理想ライン
の3つに分けると整理しやすくなります。
そのうえで、年収だけでなく仕事内容、身につくスキル、昇給制度、働き方まで確認して、入社後のキャリア全体で判断するのがおすすめです。
参考資料
よくある質問
第二新卒の希望年収はいくらが多いですか?
株式会社学情の2026年調査では、職歴3年未満の第二新卒で「301万~400万円」が44.3%と最多でした。「401万円以上」を希望する回答の合計は40.2%です。ただし有効回答数186件の20代就職・転職希望者を対象とした調査なので、すべての第二新卒の相場を示すものではありません。
希望年収は現在年収より高く言ってもいいですか?
希望額を伝えること自体は問題ありません。ただし、応募職種の給与レンジや自分の経験・スキルと大きく離れていると、条件のミスマッチにつながる可能性があります。現在年収、最低希望額、求人票のレンジを整理して説明できるようにしておくと伝えやすくなります。
未経験でIT/Web業界に転職するときは年収が下がってもいいですか?
一律には決められません。目先の年収だけでなく、担当業務、身につくスキル、昇給制度、労働時間なども含めて判断する必要があります。希望年収に届かなくても、将来的な収入増加や働き方の改善を重視する転職活動者がいることも最新調査で示されています。



